イングリッシュサマー(旬とは?)
Focaccia Lunch Plate
イギリスの夏、人は何を美味しいと思う?
6月中旬。 まさにイングリッシュサマーらしい土曜日のパン教室のテーマはフォカッチャ。参加者の皆さんと一緒に、ホームパーティーサイズの大きめ フォカッチャを作りました。フォカッチャといっても、作り方は実に様々。なので、基本的なやり方で、ローズマリーフォカッチャ。来年の夏は、ちょっと応用編フォカッチャも作りたいなと考えています。今回は、参加者のお一人が、ガーデニングのエキスパートの方。であれば・・・せっかくなので、ローズマリーの剪定(収穫)の仕方を教えていただきました。
Rosemary in Garden - イギリス田舎暮らし - お庭に必ずといっていいほどあるローズマリー
参加者のみなさんとおしゃべりしながら、パン生地作り。どんなパンを目指すのかを考えながら、コネコネ・・・そしてデコレーション。
そして、フォカッチャといえば、夏野菜!これまた、参加者のお一人の方が、シチリア本場仕込みのシチリア風カポナータのエキスパート。ということで、その方の絶品シチリア風カポーナータを実際に味わいながら、その作り方を教えていただきました。(これは事前にお願いしておきました)。大感謝!!
やはり、本場で学んでいらっしゃる方の作り方は、細かなところに拘りがあり、それが美味しさの秘訣。そして・・・実際に味わいながら、作り方を教わると色んなことが腑に落ちるものです。なるほど!合わせるワインは単純に、南イタリア白ワインの代表的存在の一つである Fiano。トロピカル感に期待。夏の太陽の光が眩しい日だったからこそ、南イタリアの白ワイン、より一層美味しく感じたのかもしれません。ワインソムリエではありませんが・・・やはり、イギリスの典型的な雨降る冷夏日だったら、ワインは違うものにしたことでしょう。人は何を美味しいと思うか?その場の雰囲気も大切ですよね。
デザートは今が旬のアンズのコンポートと、同じく今が旬のイギリスチーズのDorstone。
6月中旬。イギリスのマーケットには、あんずが山積みされる季節。あんずと山羊乳チーズは本当の相性が良いのです。最後は色々とチーズあれこれを試食しつつ(写真撮り忘れ!)、イギリス夏のパン作りセッションは終了。イタリア発祥のパンのフォカッチャ。今では世界に広がり、そのアイデンティティは失われつつある?イギリス暮らしも長くなると、フォカッチャは夏に楽しみたいパン?その理由は、イタリアの夏野菜と結びつくせい??それとも、ローズマリーがぐんと成長する、夏のお庭から連想するから?人は何を美味しいと思う?不思議ですよね。